姿勢矯正・改善ピラティススタジオ Green&Bodyです。
最近スタジオのお客様でも体調不良を訴えられる方が非常に多くなってきました。また、10月11月はギックリ腰が増える時期としても有名です。
これらには共通点があります。それは「季節の変わり目」です。
この季節の変わり目は体調を崩しやすく、そこに対しての対応しなければ繰り返してしまう・改善しない可能性があります。今日は季節の変わり目の体調不良を改善する方法について5つお伝えします。
どうして季節の変わり目は体調を崩すの?
冒頭でもご説明したように、季節の変わり目は体調を崩しやすくなります。その理由は”自律神経・栄養のバランス”にあります。
季節の変わり目というのは、気温や湿度の変化が激しく日内変動もよくあります。先日は関西の方で1日で10度もの差があったとか!
人間は暑い・寒いに対応しなければ死んでしまいます。その為、身体のモードを季節毎にきちんと切り替えています。
分かりやすいのは、夏は汗がすごく出て冬はあまり出ませんよね。これは体内の自律神経という神経の働きで行われています。
また、そのモードの切り替えは自律神経だけではなく、体内の代謝反応でも顕著に起こります。代謝というのは単に脂肪をエネルギーに代えるだけではなく、極論細胞が新しく生まれ変わることが最大の代謝です。その為に、私たちは日々呼吸や食事をしているわけです。
そこで大切になってくるのが、ガソリンとなる栄養です。この季節の変わり目にはガソリンとなる栄養を多く使って、細胞の代謝を促しているのです。
つまり、季節変動時には自律神経のバランスが乱れやすく、また栄養不足になりやすいことが原因となるのです。
裏を返せば、ここ2つへの対応が重要となります。ここから、その方法を5つにまとめてお伝えします。
季節の変わり目の体調不良を改善する5つの方法
①睡眠の質を高める
兎にも角にも、優先順位トップは睡眠の質です。ここが土台で、土台が崩れるとその上で何をしても台無しになってしまいます。
ここで重要なのは睡眠の長さではなく質です。いかに質を高めるか?もしくは、質を下げないかが重要です。
質を下げる方法は簡単です。
- 寝る直前までスマホを見る
- 寝る直前に糖質を摂る
- 夜カフェインを多く摂る
- 就寝が0時をまたぐ
これらをすると睡眠の質が下がります。特にスマホは要注意です。目が冴えるだけではなく、眠りに必要なホルモンの分泌が減少してしまうのです。逆に糖質を食べると出る有名なホルモン・インスリンは、目が冴えさせる機能があるのです。
質が低ければ、いくら長時間寝たとしても体調は良くなりません。(むしろ長時間の睡眠は逆効果にもなります)
睡眠の質を高めるようにしましょう。昼寝もとてもオススメです。私は大体昼食後15分は寝ています。
②背骨を動かす運動を行う
自律神経の中でも活動期に当たる交感神経は、背骨の背中・腰から出ています。ここが凝り固まると、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
よくある悪いパターンは、「疲れる→背中が丸い猫背になる→より背骨が固くなる→より猫背になる」という悪循環です。
これを断ち切る為には、背骨を物理的に動かす必要があります。
※ピラティス・リフォーマーを使ったマーメイドエクササイズ
ご自宅で簡単にできるものでは、下記のようなエクササイズがオススメです。
③生活の中で静と動をつける
自律神経は極論「静と動」です。この切り替えがうまくいかないのが、自律神経が乱れた状態、つまり自律神経が失調している状態です。
その為意図的に静と動を入れることがオススメです。
静=横になる・寝る・お風呂にゆっくり浸かる・好きな音楽や香りでのんびりする
動=歩く・走る・跳ねる・背骨を動かす
これらをうまく使い分けることで自律神経を動かすことができます。問題なのは、どちらかだけに偏っていることです。行き来するように切り替えましょう。
④細胞にとって必要な栄養を摂取する
栄養が不足すると、車で言うガス欠を起こします。場合によっては、オイルが汚れてエンジンが壊れます。
特にこの時期は細胞にとって必要な栄養を積極的に摂取することが必要です。
オススメは以下です。
- ブドウ糖=ご飯・パン・麺・芋
- たんぱく質=肉・魚・卵・豆腐・納豆
- 脂質=オリーブオイル・亜麻仁油・新鮮な油
- ビタミンA=人参・かぼちゃ・レバー・ほうれん草
- ビタミンC=いちご・柑橘系・ブロッコリー・じゃがいも
- ビタミンB群=豚肉・きのこ類・レバー・ナッツ類
- マグネシウム=納豆・海藻類
- 亜鉛=レバー・牡蠣・高野豆腐
これらを積極的に摂ることで、季節変動に対応でき、且つ疲労物質を体外へ排出することも可能です。
しかし、ビタミンBは群として多種多様に摂取する必要があり、またマグネシウムや亜鉛などのミネラルは食品ではなかなか摂りきれないのも現実です。
そこでサプリメントなどで補うこともオススメです。私自身、毎日ベース+そのタイミングで必要なサプリメントを摂取するようにしています。
⑤内臓コンディショニングをする
内臓の疲れは滞りを生みます。車が渋滞している状態ですね。いくら車を新車同様に整備してガソリンが満タンな状態でも、道が渋滞していてはその車本来の機能を発揮することはできません。
体内も同じで、いくら良い栄養や運動をしても、それを体内で代謝・運搬する内臓の状態が疲れているとその効力を発揮できないのです。
内臓の働きも自律神経の支配を受けています。その為この時期は非常に内臓も疲れやすくなっているのです。
- なんとなく胃が重い
- 食べたらすぐ膨満感が出てくる
- 便秘or下痢気味
- 肌荒れが強くなった
- 目の下のクマが濃くなった
- 眠れないor起きれない
これらの症状が出ている時は、内臓が疲れてしまっているかもしれません。
最も簡単な内臓コンディショニングは、食事を一食抜くことで内臓が休まり本来の機能を取り戻します。
しかし、内臓のどこが疲れているのか?によって、対応も多少変わりますし、内臓は目では見えないので血液データや症状などから細かく分析する必要があります。Green&Bodyでも、時に血液データやカウンセリングを通して細かく伺うことがあります。
症状や改善が気になる方は一度ご相談ください。
今日からすぐできることばかり!
上記でご紹介した5つの方法は、何と言っても今日からすぐできることばかりというところがポイントです。(むしろそのようにポイントを絞りました笑)
ですので、これを読んだ後から少し意識して取り組んでみてください。身体は食べたもの・行動したエネルギー・思考で出来ています。何かを変えれば、必ず身体も変わります。
こちらの記事は限定公開にしていますが、お知り合いやお友達に共有していただいても構いません。もし周りで上記のような悩みを持たれている方がいらっしゃれば教えてあげてください。
ご不明な点や細かく聞きたいことなどありましたら、LINEやスタジオで直接お伺いくださいね。しっかり知識もアップデートしてお待ちしております。
Green&Body
木村 泰久