岡山の姿勢矯正・改善ピラティススタジオGreen&Bodyです。
先日開催された、おかやまマラソン2023に代表木村が参加して参りました!
人生で一度は挑戦してみたいと思っていたフルマラソンに、地元岡山での初チャレンジをすることができました。
この記事ではマラソン当日についてや、ピラティスとマラソンについてをご紹介していきます!マラソン当日についてはレース中の写真も沢山使って詳細をお伝えします!
目次
スポーツ傷害だらけの体
自分が走り出したのは、15年程前です。
当時メディカルフィットネスに勤めていたのですが、勤め始めた頃の体重が95kgと、とてもフィットネスインストラクターとは思えない体でした(笑)
そこからダイエットという目的で職場の人やお客様と走り始めたのがきっかけです。5kmから始めて、少しずつ距離を伸ばして最終的に21kmハーフまで挑戦するようになっていました。
その頃には走ることに楽しみを感じていましたが、大きな悩みがありました。それがスポーツ傷害です。
元々柔道をしていた時に右膝の靭帯を痛めていたことに加えて、柔道はかなり重心に偏りのある競技です。私の場合は、右手で相手の奥えりを掴むスタイルだった為、完全に右重心でした。
当時は分かっていませんでしたが今思い返すとそれが原因で、走る程に左脚ばかりを怪我していました。
- 左腸脛靭帯炎
- 左膝半月板損傷
- 左足底筋膜炎
重心が右に傾くことで右を痛める人もいらっしゃいますが、そのほとんどは反対側に出ます。なぜなら右に重心が傾くことで左膝が内側に入りやすかったり、左脚で強く蹴る癖が出てしまうからです。
どれも痛みがひどく、一時は半年間も痛みで走れないこともありました。また足底筋膜炎に関しては朝一が最も痛い為、朝起きることがストレスになっていたり、半月板は夜中の寝返りで激痛が走り飛び起きるということも多々ありました。
それらが原因で21km以上は走ることが怖く、また走ること自体にストレスを感じるようになって次第に走らなくなっていきました。自分は痛みでどうせフルマラソンに走れないというマインドが強く、走り続けるモチベーションがなくなっていたことも大きな要因でした。
救ってくれたピラティス
それを救ってくれたのがピラティスです。
幸い自身でスタジオ運営をするようになっていましたので、ピラティス専用マシンは使い放題です(笑)。加えて体の勉強をしていく中で自分の癖についても分かるようになり、マシンピラティスで整えられるようになっていきました。
特に今回のおかやまマラソン2023に応募して当選した瞬間からは、勿論ランニングのスケジュールは入念に取り入れましたがベースには必ずピラティスを取り入れました。
走る前後には股関節を中心として整えるピラティスエクササイズを取り入れ、強化とケア両面をピラティスでアプローチしました。
その結果、昔あったスポーツ傷害による痛みやストレスには悩まされることなくレース当日を迎えることができました。
おかやまマラソン2023レース当日
前日の取り組み
前日はとにかく脚を使わずケアに徹底しました。自分でのピラティスは勿論、整体で脚を緩めてもらい湯船にしっかり浸かりました。
またレース中必要となる主栄養の糖質を多めに摂取し(いつもの1.5倍)、早めに床につきました。案の定緊張で何度も目は覚めました(笑)
レース当日
朝一は勿論ピラティスでスタート!5時に起床してすぐにスタジオに行きました。
朝5時30分という貴重な時間を撮影しました(笑)コアと股関節を調整し、すぐにエンジンが掛かる状態に仕上げてから会場に向かいました。
会場に着いてからもしっかり糖質を補給。主にブドウ糖を体に取り入れることでレース中のガス欠を防ぎます。(カーボローディングと言います)
いよいよ、ここから人生初となるチャレンジが始まります!
レーススタート
生憎の曇り空で雨もパラつきましたが、暑すぎず寒すぎずの絶好のランニング日和で、遂にスタートの号砲が鳴りました。
と言っても私はマラソン初参加ということもあり、かなり後ろの方からのスタートでしたので走り始めるのに7分は掛かってしまいました。
しかもそこから5kmはごった返しの中ジョギング程で走り始めましたので、かなりブレーキを掛けながらのランニングになりました。これが後から効いてきました。
ここはまだ15kmにも達していないところですが、既に前太ももに張りを感じてしまいました。
練習で21kmを走った後でも太ももの張りはなく、30kmまではこの状態で行けるだろうという計算だったのですが、前半にブレーキを掛けすぎたが為に15kmの時点で張ってきてしまいました。
焦りもしましたが、今回戦略に入れていた7km毎での立位エクササイズは実践したので、最終的に太ももの張りは計算通りの状態にまで戻すことは出来ました。
折り返し
遂に折り返しのハーフまで来ました。ここからは自身にとって未知のゾーンです。
この時間帯が自分にとっては一番調子が良く体も軽々とコントロールできる状態でした。またこの地点前ではお客様が応援に来てくださり、タッチした瞬間に脚が一層軽くなった感覚は本当に不思議でした。
給食で頂いたこのせんべい、美味しいだけではなくて力貰いました!
魔の30km
”マラソンの本領は30kmから”という言葉は、経験者なら誰もが口にする言葉で私も漏れなく聞いていました。
ただ、個人的には30kmは特に大きな不具合もなく太ももの張り程度でまだ体としては大丈夫で、予測していたよりはマシな状態でした。
「このまま行けるか!?」と期待に胸膨らませて、最大の難所岡南大橋に差し掛かりました。
おかやまマラソン名物ラーメン
岡南大橋はいつも練習で使っている場所で、慣れているし大丈夫だろうと思ったら大間違い。30km走ってからのあの坂は地獄の一丁目でした(笑)
しかし「絶対に歩かない」という意志でなんとか走り抜けました。この時は音楽の力も借りました。
そして岡南大橋を渡った先で絶対に食べたいと思っていた給食、おかやまマラソン名物のラーメンにありつけました!
これを食べる為に10分並びました(笑)とは言え今回はタイムは全く気にしていなかったので、ラーメンに間に合ってとても嬉しかったです。
※到着が遅くなるとラーメンがなくなってしまって食べられないのです。
西大寺の八方さんのラーメンで、まさに五臓六腑に染み渡る味でした。
魔のラスト5km
ラスト5kmに差し掛かって、やはり脚に来ました。私の場合は、太ももより足裏でした。
とにかく足裏がだるくて、着地毎にだるさを感じる程でした。しかし、以前あった足底筋膜炎のそれとは全く違う感覚だったので、だるいとは言え安心しながら走っていました。
何より、ここからたくさんの友人やお客様の声援を頂けて本当に力になりました!思ったように脚が前には出ませんでしたが、着実に前進をしてここでも”一歩も歩かないこと”を信念に踏ん張りました。
またこの時点で関門の時間には余裕があったので、とりあえずゴールは出来るだろうと見込んで安心して走ることが出来ました。
ゴール
遂にフィニッシュ地点が見えてきました。思ってみればあっという間の時間で、最後はきつかったですが本当に楽しいレースで応援に力を頂いたと全身で実感しながらゴール!
遂に人生で達成したいと思っていたフルマラソン完走を達成することが出来ました!
疲労感はありましたが、それを凌駕する達成感に満ち溢れていました。またすぐに走りたい!と思える楽しいレースでした。(今すぐは無理ですが笑)
レースを通して、最後まで自分の中にあった目標は村上春樹のある言葉の再現でした。
”少なくとも最後まで歩かなかった”
走ることについて語る時に僕の語ること(村上春樹)
勿論途中で立ち止まることや給食コーナー内の移動では歩きましたが、レースの中では一歩も歩かないと決めていました。
自分に打ち克ちそれを達成できただけでも、自分の中では満点です!
マラソンとピラティス
私個人の一体験談とはなってしまいますが、マラソンとピラティスの相性は最高です。
勿論ピラティスだけをしていてマラソンが完走できるわけではありません。しかし、個人的にはピラティスというピースがなければ自分は絶対に完走することが出来ませんでした。
ピラティスがなければ、完走は勿論練習すら断念していたと思っています。
実は私には苦い思い出があります。
第1回おかやまマラソンにも私は当選していました。シャツも持っています。記念すべき第1回大会ですね。
しかし、当日レースには出ていません。なぜなら脚の度重なる傷害で練習が思ったように出来ず、また練習すればする程痛みが増してしまい、出場を断念したのです。
その悔しさはずっとしこりとして残っていました。それを救ってくれたのがピラティスでした。
今回はレースの途中でも戦略的に7km毎にエクササイズを取り入れました。
後半一度「左膝があやしい!」と思ったのですが、ある2箇所の筋肉にエクササイズで刺激を入れた瞬間に痛みは寛解され、遂に最後まで痛みなく走ることが出来ました。ここでもピラティスが救ってくれました。
今当スタジオには多くのアスリートの方にお越しいただいていますが、今回身を以てスポーツパフォーマンスとピラティスの相性の良さについて立証することが出来ました。
ピラティス最高です!
最後になりましたが、応援に駆けつけてくださったお客様や、本当に多くのボランティアや運営スタッフの方達のお陰で私は当日の参加とゴールを達成することが出来ました。本当にありがとうございました!
おまけ
ゲストランナーで芸人のかが屋の賀屋さんをレース中に見かけ、すかさず写真をお願いしました(笑)賀屋さんも無事ゴールされたようです!
ありがとうございました!
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