肩こりは、現代人にとって非常に一般的な悩みの一つです。特にデスクワークやスマートフォンの使用が多い方にとって、肩こりは日常的な問題となりがちです。
しかし、肩こりの原因はそれだけではありません。実は、日常生活の中で気づかないうちに肩こりを引き起こす意外な習慣や環境が存在します。
この記事では、肩こりになる意外な日常生活の原因を3つに絞って解説します。それぞれの原因について理解を深め、予防法を知ることで、より健康的な生活を送りましょう。
目次
1. スマートフォンやPCの使い過ぎ
近年のデジタルデバイスが肩こりを引き起こす理由
これは容易に想像できる原因かもしれませんが、スマートフォンやパソコンは肩こりの大きな原因の1つです。デバイスは私たちの日常生活に欠かせない存在となっていますが、その使用が肩こりの原因になります。特に、長時間同じ姿勢で画面を見続けることが肩こりを引き起こす主な原因です。
- スマートフォンの使用時の姿勢
スマートフォンを使うとき、私たちは自然と頭を前に突き出し、首を下に傾けて画面を見ます。この姿勢は「スマホ首」とも呼ばれ、肩や首に負担をかける原因となります。長時間この姿勢を続けることで、首の筋肉や肩の筋肉が緊張し、肩こりを引き起こします。 - パソコンでの姿勢
パソコンを使用する際も、デスクと椅子の高さが合っていない、モニターが目線より低い、背筋が丸まっているといった姿勢の不良が肩こりを引き起こします。デスクワークが長時間続くと、肩や首に負担がかかり、筋肉が硬直してしまいます。
解決方法
- 姿勢を意識する
スマートフォンやパソコンを使用するときは、常に正しい姿勢を意識しましょう。スマートフォンを使用する際は、顔の高さまで画面を持ち上げ、首を曲げずに目線を合わせることが大切です。また、パソコン作業の際は、椅子の高さを調整して背筋を伸ばすよう心掛けましょう。 - 定期的に休憩を取る
1時間に1回は立ち上がって体を動かし、肩や首をストレッチすることが肩こりの予防に効果的です。特に、肩を回す運動や軽い首のストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐすことができます。
2. 不適切な睡眠姿勢
睡眠時の姿勢が肩こりを悪化させる
睡眠は身体を休める重要な時間ですが、不適切な寝姿勢が肩こりを引き起こすことがあります。特に、枕の高さや硬さが合わない場合や、寝る姿勢が悪いと、首や肩に不自然な圧力がかかり、筋肉が緊張して肩こりの原因となります。
- 枕の高さや硬さが合わない
枕の高さが合っていないと、首の位置が不自然になり、筋肉に負担をかけます。例えば、枕が高すぎると首が前に曲がり、逆に低すぎると首が後ろに反った状態になります。このような姿勢が長時間続くことで、肩や首に痛みが生じます。 - 寝返りを打たない
寝返りを打たずに同じ姿勢で寝ていると、体の一部に過剰な圧力がかかり、筋肉が凝り固まってしまいます。特に、横向きで寝る場合、肩にかかる圧力が大きくなるため、肩こりが悪化しやすくなります。
解決方法
- 適切な枕を選ぶ
自分の体型や寝姿勢に合った枕を選ぶことが重要です。例えば、横向きで寝る場合は、首と肩の間に隙間ができないような高さの枕が理想的です。仰向けの場合は、首が自然な位置に保たれるような枕を選ぶと良いでしょう。 - 寝返りを意識的に打つ
寝ている間に寝返りを打つことで、同じ筋肉に負担がかかるのを避けられます。寝返りを打ちやすくするためには、寝具が適度に柔らかく、体を支える力が十分であることが大切です。 - リラックスした寝姿勢を保つ
寝る前に軽いストレッチを行ったり、リラックスできる環境を整えることで、寝姿勢が自然に整い、肩こりの予防につながります。
3. 長時間の同一姿勢
日常生活での同一姿勢が肩こりを引き起こす理由
長時間同じ姿勢を続けることも、肩こりを引き起こす原因となります。例えば、長時間車の運転をしていたり、ソファに座り込んでテレビを見続けるなど、体を動かさないことが肩や背中の筋肉に負担をかけます。これにより、筋肉が硬直し、血流が悪くなるため、肩こりが発生します。
- 車の運転
運転中に姿勢が悪いと、肩に負担がかかり、長時間の運転後に肩こりを感じることがよくあります。特に、ハンドルを握ったままで腕を固定していると、肩周りの筋肉が緊張しやすくなります。 - テレビやPCの視聴
長時間テレビを見たり、PCを操作したりしていると、体が前に傾いてしまい、肩や背中に負担がかかります。これも肩こりの原因の一つです。
解決方法
- 定期的なストレッチ
同じ姿勢を長時間続けることが避けられない場合でも、定期的に立ち上がり、肩を回すなどのストレッチを行いましょう。肩を上下に動かしたり、前後に回すことで筋肉をほぐし、血行を良くすることができます。 - 姿勢の見直し
車の運転や長時間のテレビ視聴時は、姿勢を意識的に見直しましょう。車のシートの位置を調整し、背筋を伸ばすように心掛けます。テレビやPCの視聴時も、目線が画面の中心に来るように調整し、肩や首に負担がかからないようにしましょう。 - 筋肉をほぐす運動を取り入れる
ヨガやピラティスなど、全身を使って筋肉をほぐす運動は肩こり解消に非常に効果的です。特に、ピラティスでは姿勢を改善し、筋肉をバランスよく鍛えることができます。
まとめ
肩こりは、日常生活の中での小さな習慣や姿勢が積み重なって引き起こされます。スマートフォンやPCの使用、不適切な睡眠姿勢、長時間の同一姿勢など、どれも肩こりの原因となり得る要因です。これらの原因を理解し、適切な対策を取ることで、肩こりを予防することができます。
肩こりは単なる不快感ではなく、放置しておくと慢性的な痛みに発展することもあります。日常的に意識して姿勢を正し、適度な運動やストレッチを取り入れることで、肩こりを防ぎ、健康的な体を維持しましょう。
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